うおごころ

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<<   作成日時 : 2008/03/17 00:01   >>

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久しぶりに自分のための土日を堪能した。
独身貴族…平民ゆえ、こんな贅沢できるんだな。

しかし同時に、このまま一人でジイサンになっていくんだなぁ、と思うこともある。

自由はどこまでも自由。
いいことも自由、嫌なことも自由。全部一人で甘受するのだ。


オレのアネキは子供の頃から文学少女で、今も図書関係の仕事に就いている。
その読書量はオレが今後死ぬまでかかっても追いつかないのではなかろうかってほどだ。
今でもヒマさえあれば本を読んでるらしい。
どうしようもないイマドキの芥川賞や直木賞も、ツラくなければ読んでるそうだ。

その文学少女、若かりし頃、児童文学のようなものを書いていた。
…若かりし頃って言っても中学生くらいだったと思うが。
今から思うに、トーベ=ヤンソンの『ムーミン谷』シリーズや、何か動物が出てくる童話みたいなのの影響があったのだろう。
擬人化された子リスが主人公の、そんな感じのストーリーだった。

しかしかなり質の高い作品だったように思う。
ちなみにそれらは、ウオ家きってのクールレディであるアネキがとっとと処分してしまってもうない。
勿体ないなぁと思う。もしかしたら今のアネキは惜しいことしたなぁと思ってるかもしれないが。

で、その弟といえば。
文章もこのレベル、絵はドラえもんの絵描き歌どまり、音楽だってギターの進捗状況を見れば何をか言わんや。
呆れるくらい正反対、つくづく親を恨む(ひとのせいにするな)。


が、こんなオレが!
実はアネキの児童文学に触発されて、小説を書いていたことがあるのだ!

親に言わせると、オレの文章は「漫画みたい」らしいんだが、
そう言わしめた原因は、この小説なんだな。

漫画みたいな文章ってどんなだ?っていうと、こんなだ。まさにこのブログみたいな文章。
文語体というより口語体っぽい文章だったから、漫画っぽいって言われたんだと思う。
稚拙だってのも含まれてるんだろうな。

作品は当然残ってはいないが、内容はうっすら覚えている。
クラスメートを登場人物にして、宮沢賢治の『注文の多い料理店』みたいなちょっとスリルを含んだ話だ。
で、時々必死でウケを狙うような文章を混ぜたり…。真面目な文章では絶対になかった。

家族に誉められたいというより、単にアネキのマネをしてみただけだと思う。
親の評判は散々だったけど、登場したクラスメート本人なんかは喜んでくれてたなぁ。

いつしか自分の興味が音楽に絞り込まれ、「書く」どころか「読む」ことからも遠ざかってしまった。
それがアネキとの頭脳の差に繋がったような気がするけど、
その代わり音楽に出会えたんだからこれで良かったと満足している。

ちょっとだけ、今あのくだらん小説を読んでみたい気がする。
卒業文集や読書感想文にはない、素直なオレの小学校時代の文章。

もったいないことしたなぁ。つっても、捨てたのはクールレディなんだけど(しかも無断で)。
今お子さんがいらっしゃる人、まだ自分の子供時代の思い出の品を持っている人。
捨てちゃったらダメだよ、絶対後悔するからね。

打倒、「捨てる技術」!!


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私は自分のものは割りと捨ててしまうほうです。子供の頃の作品も何故か自分で捨ててしまいました。やはり少し後悔していますが、その時は妙に捨ててしまいたかったんですね(笑)
学校で選ばれた作品(工作とか絵)は、今でもはっきり覚えています。子供ながらにそれらを作成していた時間は無我夢中で、すごく幸せな時間でした。
…そんな事もあって、子供達の作品だけは大事に取ってあります。
うおさんの小説惜しかったですね。小説にはいろんなものがあっていいと思います。音楽でも小説でも何でも、芸術のユーモアなものは大好きです。だって楽しいじゃないですか!(笑)楽しいって幸せ。
わたこ
2008/03/17 13:52
捨てなければ いけない物、捨てられず、
捨てては いけない物、捨ててしまった「一人」です。(笑)


息子が、何年か前にPCに何やら打ち込んでいました。
RPGのノリで物語を…。
ブログで手一杯とか言い訳しながら、多分、完結せずに そのまま…。

私は、学生時代のもの全て、燃やしてしまいました。
「歌」だけが、心に残っています。
マリルン
2008/03/17 15:06
わたこ さん
自分のものを捨ててしまうのって、だいたい20歳前後じゃないですか?
青春のあお臭さが何だか恥ずかしくて処分してしまうようですね(姉の場合ですが)。だからって私の青春まで勝手に捨てなくても、と思いますが、ここは潔癖さゆえ、でしょうか。
芸術分野において、誰かに誉められて育った記憶がないため、私の場合はむしろ「投げやりに作りすぎた夏休みの工作の宿題」の方が記憶に鮮明です。紙粘土をL字に成形して「ニワトリが座ってるところ」とか(爆)
お子さんの作品群は、どんな些細なものも絶対に残しておいてあげてください。青臭い時代が過ぎてから再び出してあげると、間違いなく喜んでもらえますよ。
漫画的な文章≠ユーモアのある芸術(笑)残念ながら。
ふと、思い出して書き直してみようかな、と思ったのですが、とても小学生の自分には太刀打ちできない気がしてやめました。今より天然素材のアホボーイでしたから(笑)
うお
2008/03/18 00:00
マリルン さん
人間は後悔するために生きてるのかなってくらい、間違いをしてしまいますね。
しかし燃やしてしまいましたか!完全に消し去ったわけですね。
歌(あるいは詩)ってのは、その人の本質に近いところにあるものだと思います。だからどうしたって消しようがないものなのかもしれませんね。
息子さんのRPGふう小説、非常に興味がありますね。若いときの感性っていつまでも残らなくて、失うとどうしても取り戻せないですから、たとえ未完であってもそのまま残しておいてほしいところです。気が向いたら公開を(笑)
うお
2008/03/18 00:01

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